日本と海外脱毛に対する違い
近年では脱毛サロンや医療脱毛クリニックが増加し、脱毛について多くの選択肢や情報を得ることが出来るようになりました。脱毛の人気が高まっている現在、脱毛がどのように関心を持たれているのかを紹介していこうと思います。
現在の日本の脱毛の流行りや認識
ムダ毛のないツルツル肌が美肌といわれる日本では、露出が増える夏などにムダ毛の処理をする人が増えます。女性であれば特に脇毛。そして腕や脚はもちろん、指や顔といった細部のムダ毛にも気を使っている方が多いと思います。そして、全身の脱毛の中で「VIO脱毛」というワードはここ数年でぐっと認知度が高くなっています。
日本人はあまりアンダーヘアを処理しないと言われている中で、何故ここまで認知度が上がったのでしょうか。年代別でその背景をみてみると、10代~30代は主に海外からの影響が大きいといえます。海外セレブが実際に処理していたり、海外の映画やドラマでブラジリアンワックスのシーンが出てくることから興味を持ち始めた方が多いようです。
一方、40代~は「介護脱毛」としてVIOの脱毛を希望する方が増えています。介護される側の衛生面向上、介護する側の負担軽減といった双方に大きなメリットがある介護脱毛が最近では人気になっています。見た目を良くするためだけの脱毛という認識だった日本人ですが、近年では衛生面や身だしなみといったエチケットやマナーのための脱毛にも関心が出てきているようです。
海外の脱毛に対する認識と脱毛方法
国や文化、人種により脱毛の意識や重要視する脱毛箇所などは様々です。例えば、アメリカでは下半身にムダ毛があると不潔という印象が強いため、VIO脱毛が非常に重要視されているということがわかっています。しかし、VIO以外のムダ毛の処理にはあまり関心がなく女性でも脇毛は処理しないという方も少なくないのです。イタリアもアメリカ同様、VIOの脱毛を重要視していますが手足など見える部分のみの脱毛も行っているという場合があります。VIO脱毛を含め、全身脱毛が浸透しているイギリスは現在の日本と同様に脱毛に対する意識が高いといえます。
ヨーロッパ圏のフランスでは、脱毛するかしないかの個人差があります。日本人とは違い色素の薄い白人のフランス人は毛の色も薄いため、ムダ毛が生えていてもあまり気にならないのかもしれません。さらに自然体で豊かな毛の方が美しく好感が持てると思われることもあるそうです。そして、宗教によって体毛処理をするように決められている国もあります。このように、関心度の高さの違いはあれど、海外では主に、脱毛は見た目の美しさよりも衛生面に対するエチケット、マナーとしてVIO脱毛が主流になっている国が多いことがわかります。
一方、日本では様々な脱毛方法がポピュラーになりつつありますが、海外ではワックス脱毛が一般的且つ人気があります。産毛のように細い毛や色素の薄い毛にも効果的なワックス脱毛はそういった毛質の外国人に向いているといえます。
そもそもなぜ毛が生えてくるの?
現代の美意識において必要の無い体毛はムダ毛と言われています。ムダな毛なのになぜ生えてくるのか。体毛が生えるのにも意味があります。「体温維持」「感覚器官」外的刺激を和らげる「保護」の役割などです。毛の発生源である毛母細胞は、毛細血管から栄養素を取り込み、分裂を繰り返して成長し、体毛となります。少し難しくなってしまいましたが、つまりは毛母細胞がなくならない限りムダ毛は生えてきてしまうのです。
体毛には「成長前期(成長職初期)」⇒「成長後期」⇒「退行期」⇒「休止期」の循環リズムがあります。これを毛周期(ヘアサイクル)と呼び、このサイクルを繰り返しながら毛は生え変わっていきます。光脱毛やレーザー脱毛のようにメラニン色素に反応する脱毛方法では毛周期に合せて施術を行う必要がありますがワックス脱毛であれば毛が1センチ以上あれば周期に関係なく脱毛が可能です。
脱毛することのメリットは?
日本で脱毛というと、見た目を美しくするものと考えられていましたが、最近ではエチケットやマナーといった身だしなみとして脱毛をするという風潮があります。脱毛をすることでお肌のトーンが明るくなり、顔は化粧ノリが良くなる効果もあります。つまりは見た目の美しさ、美肌に繋がります。脇やVIOのように蒸れやすい部位は細菌の繁殖を軽減し、痒みやニオイの軽減に繋がり清潔感が増します。
脱毛=綺麗になるというイメージでしたが、衛生面においてもメリットがあることが認知されてきています。ムダ毛の無いツルツルのお肌でいたいと思う方にとって脱毛はもはや手放せないもの。見た目の美しさや衛生面・エチケット・マナーとしての脱毛は今後さらに変化し追及されていく文化になるかもしれませんね(#^^#)